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2017年01月16日 NEW

【コラム】食品成分表利用のポイント

食品成分表

「食品成分表」見たことはありますか?

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」という正式名称があります。書店で簡単に手に入るので、栄養士でなくてもさまざまな食品の成分値を調べることができます。実際に成分表を使って栄養価計算する時にはどんなことに注意したらよいか?主なポイントを挙げてみました。

利用のポイントは

①実際に口に入る量だけを計算する。
成分値は「可食部」100gあたりの数値です。「可食部」とは、魚の骨、野菜の皮、芯など、食べる時に捨てる部位を除いた部分ですので、まず知りたい食品の、実際に口に入る重量を確認する必要があります。

②適切な食品を選ぶ その1
最新の食品成分表には、2,191食品が載っていますが、まずは知りたい食品を見つけなければいけません。「1.穀類」~「2.調理加工食品類」まで18の食品群で、それぞれあいうえお順に並んでいますが、栄養的な特徴をもとに分類されているので、例えばバターは「乳類」ではなく「油脂類」に、じゃがいもやさつまいもは「野菜」ではなく「いも及びでん粉類」に載っています。

③適切な食品を選ぶ その2
成分値は、一つの食品につき1つではなく「皮付き」「皮むき」「ゆで」「焼き」などが記載されているものがあります。例えば乾物のひじきは、「乾燥10g」と「ゆで10g」では、全く成分値が異なるので、注意して計算する必要があります。

計算してみましょう。

ごく簡単に挙げましたが、実際に計算する際には、載っていない食品については似た食品を探したり、調理済み食品は様々な調理法による変化を考慮したりと、複雑になってきます。お困りの際は是非、カロリー計算・栄養価計算センターにお任せください!